方針
(1) は線分 上の点を と置き, の実部と虚部から媒介変数 を消去する。(2) は と を結ぶ線分が直角二等辺三角形の斜辺になることを使う。頂点 は の中点から,半分のベクトルを 回転した二方向に取ればよい。
解答
(1)
点 が線分 上を動くので, を用いて と表せる。すると である。 を表す点の座標を とすると である。 より であり, を代入すると したがって軌跡は である。これは,左向きに開く放物線 のうち, から までの部分である。
(2) は , は を表すので,座標では である。 が を直角の頂点とする直角二等辺三角形であるとき, は斜辺である。
線分 の中点を とすると である。また である。このベクトルを 回転すると の二つが得られる。したがって はまたはである。
よって対応する複素数は である。
別解
解法2
方針
(1) は虚部を直接パラメータにして実部との関係を消去する。(2)は点 と置き、等辺条件と直角条件を連立して座標を求める。
解答
(1)
線分 は実部が 、虚部が 以上 以下の点からなる。そこでと置く。このとき と書けばしたがって を消去してを得る。これは左向きの放物線の指定された部分である。
(2)
と置く。 よりすなわちまた よりすなわち(1)から として (2) に代入するとよって対応する はそれぞれ である。したがってである。
総評
(1) は線分上の点を一つの媒介変数で表すだけで軌跡が出る。所要時間は10分程度。 にした後,実部を ,虚部を と置いて を消去し,範囲 を忘れないこと。(2) は直角二等辺三角形では,直角の頂点から見ると与えられた辺 が斜辺になる。中点から垂直方向へ二通り取る図形的処理が最も速い。