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北海道大学 1998年度 前期日程 第2次学力試験 確率理系数学 第5問(b)

無作為に13人を選ぶとき,
日曜日生まれの人の数をX
土曜日生まれの人の数をYとする.
このとき,次の問いに答えよ.
ただし,どの曜日に生まれる確率も17とする.

(1) X=kY=mとなる確率P(X=k,Y=m)kmの式として表せ.
ただし,0k0mk+m13とする.
(2) P(X=k,Y=2)が最大となるkを求めよ.

難易度4/ 10計算量4/ 10目安8

確率 数え上げ、独立性の利用、計算整理

方針

13人を日曜日・土曜日・その他の三種類に分類する多項分布として数える。(1) は日曜が k 人,土曜が m 人,その他が 13km 人になる並べ方と確率を掛ける。(2) は m=2 に固定し,k を一つ増やしたときの確率比を調べると,最大となる k を分布全体を計算せずに決められる。

解答

(1)

13人を,日曜日生まれ,土曜日生まれ,その他の曜日生まれの三種類に分けて考える。それぞれの確率は 17,17,57 である。 X=k,Y=m となるには,13人のうち日曜日生まれを k 人,土曜日生まれを m 人,その他を 13km 人選べばよい。したがってP(X=k,Y=m)=13!k!m!(13km)!(17)k+m(57)13kmである。

(2) m=2 と固定する。このとき k0k11 を動く。隣り合う確率の比を取るとP(X=k+1,Y=2)P(X=k,Y=2)=11kk+115=11k5(k+1).この比が 1 以上である条件は 11k5(k+1) すなわち k1 である。したがって確率は k=0 から k=1 へ増加し,k=1 から k=2 では比が 1 なので同じ値を取り,その後は減少する。

よって最大となるのは k=1,k=2 である。

別解

解法2

方針

(1) は13人を3群に分ける多項分布として数える。(2)は Y=2 と分かった後の残り11人に条件を付け、日曜生まれの人数を二項分布として比で最大化する。

解答

(1)

日曜日生まれ k 人、土曜日生まれ m 人、その他 13km 人の選び方は13!k!m!(13km)!通りである。各配置の確率を掛けてP(X=k,Y=m)=13!k!m!(13km)!(17)k+m(57)13kmを得る。

(2)

Y=2 となる土曜日生まれの2人を除いた11人は、いずれも「土曜日以外」に生まれている。この条件のもとで一人が日曜日生まれである確率は1/76/7=16.したがって Y=2 を固定したとき、Xk による変化はQk=11Ck(16)k(56)11kに比例する。隣接比はQk+1Qk=11k5(k+1).これは k=01 より大きく、k=11k21 より小さい。よって最大となるのはk=1,2である。

総評

多項分布と隣接比の基本問題である。所要時間は8分程度。(1) では「その他の曜日」の確率が 5/7 であることをまとめて扱うと式が短い。(2) は直接すべての k を計算する必要はなく,隣接比 P(k+1,2)/P(k,2) を見るのが最も確実である。比が k=1 から k=2 でちょうど 1 になるため,最大が二つある点に注意する。

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出典: 北海道大学 1998年度 前期 理系 第5問(b)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。