方針
や が1以外の1の累乗根であることを使う。 の因数分解から、1以外の累乗根が右辺の多項式の根であることを確認し、最高次係数が1であることから積の形を得る。最後は を代入して積を評価する。
解答
(1) であるから、 は偏角 の大きさ1の複素数である。したがって であり、 である。 より、 はすべて の解である。また であり、これら4つの数はいずれも1ではない。したがって は の4つの解である。
左辺 は最高次係数1の4次式であり、右辺 も最高次係数1の4次式で、同じ4つの解をもつ。よって である。
(2) とする。すると であり、 は互いに異なる。実際、 で なら となるが、 なので矛盾する。
一方、 である。したがって、1以外のn乗根である は のすべての解である。よってである。
ここに を代入すると となる。右辺には1がn個あるから である。
単位円上の 乗根
別解
解法2
方針
多項式の根の積を直接展開せず、 を根で因数分解して における導関数を比較する。(1)は の場合、(2)は一般の の場合として同じ原理で統一する。
解答
(1)
であり、 は1以外の異なる5乗根である。したがって一方、である。多項式として比較すればを得る。
(2)
は原始 乗根なので両辺を で微分し を代入する。右辺では積の第2項は を含むため消え、これが示すべき等式である。
総評
難度6、計算量4。目安時間は15〜20分。複素数の積を展開する必要はない。1以外の 乗根が の全根であること、互いに異なることを明記すれば因数分解が確定する。導関数を使う別解では、 で を含む項が消える理由を確認する。