方針
「指定回以内に終了する」確率は,余事象である「その回まで一度も同じ目が連続しない」確率を引くと短い。1回目は自由で,2回目以降に直前と異なる確率は毎回 である。4回目以内なら不一致が3回続く余事象, 回目以内なら不一致が 回続く余事象を考える。
解答
(1)
4回目以内に終了しないのは,2回目,3回目,4回目のすべてで,直前の目と異なる目が出る場合である。各回で直前と異なる確率は であるから,4回目まで終了しない確率は である。
したがって,4回目以内に終了する確率はその余事象を引いてである。
(2) とする。 回目以内に終了しないのは,2回目から 回目までの 回すべてで,直前と異なる目が出る場合である。したがってその確率は である。
よって, 回目以内に終了する確率は である。
各回の具体的な目ではなく、「直前と違う」が何回続くかだけを追えばよい。
別解
解法2(終了時刻の確率を足す)
方針
ちょうど 回目に終了する確率を先に求め、 について等比数列の和をとる。
解答
ちょうど 回目に終了するには、第2回から第 回まで直前と異なり、第 回で直前と一致すればよい。したがってである。
(1) である。
(2)
同様にである。
総評
難度4,計算量3。余事象を使うと非常に短くまとまる確率問題である。「 回目以内」なので,終了しないためには2回目から 回目までの 回すべてが直前と異なる必要がある。指数を としないよう,ちょうど終了する場合との違いを意識したい。目安時間は10分から12分。 余事象では不一致が 回、終了時刻を直接数えるときは終了前の不一致が 回である。2つの指数の違いを言葉で説明すると失点を防げる。