方針
積和公式で積を和へ直す。整数 に対する余弦の定積分はである。(1)は と が0になる場合を分ける。(2)は平方を二重和へ展開し、(1)により対角項だけを残す。
解答
(1)
積和公式より である。また,整数 についてである。
したがってである。ここから, のときは両方の積分が なので である。 のときは, または のどちらか一方だけが成り立つので である。それ以外,すなわち のときは両方とも0になるので である。
よってである。
(2)
平方を展開するとである。
ここで は1以上なので,(1)よりである。
したがって対角項だけが残り、である。
二重和のうち青い対角成分だけが残る。
総評
難度5,計算量4。三角関数の直交性を積和公式で確認し,平方積分を対角項だけに落とす問題である。(1)では が整数で負や0もあり得るため,条件を ではなく で書く必要がある。 だけ積分値が になる点も分けておきたい。目安時間は18分前後。 は負や0も許すため、直交条件は ではなく である。 だけ値が になる例外も必要である。