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北海道大学 2007年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第4問

a>0b00<p<1とし,
関数y=axbx2のグラフは定点P(p,p2)を通るとする。
このグラフの0xpに対応する部分をCで表す。

(1) bapを用いて表せ。

(2) aが範囲pa1を動くとき,
C上の点(x,y)の動く領域をDとする。

(i) xを固定してyの動く範囲を求めよ。

(ii) Dを図示せよ。

(3) Dの面積Spで表し,
12p34の範囲でSの最大値と最小値を求めよ。

難易度6/ 10計算量5/ 10目安20

関数積分 範囲評価、面積計算微分による最大最小

方針

P(p,p2) を通る条件で b を消去し,ya の一次式として見る。固定した x に対し,0xp では a の係数 x(1x/p) が非負なので,a=pa=1 がそれぞれ下側・上側境界を与える。面積は上下の差を x で積分し,最後に S=p2(1p)/6 を指定範囲 1/2p3/4 で微分して端点も比較する。

解答

(1)
グラフ y=axbx2P(p,p2) を通るので apbp2=p2 である。p>0 より b=app2p2=app である。
(2)
(i)
(1)を代入すると y=axappx2=x2+ax(1xp) である。ここで 0xp だから x(1xp)0 であり,固定した x に対して ya の増加関数である。
したがって pa1 より,下端は a=p,上端は a=1 のときである。すなわち pxyx1ppx2 である。
(ii) D0xp,pxyx1ppx2 で表される。したがって図では,直線 y=px と放物線 y=x1ppx2 にはさまれた部分を,0xp の範囲で境界を含めて塗ればよい。両境界は x=0x=p で交わり,後者は点 P(p,p2) である。
(3)
面積 S は上下の差を積分してS=0p{x1ppx2px}dx=(1p)0p(xx2p)dx=(1p)(p22p23)=p2(1p)6である。 1/2p3/4S(p)=16(2p3p2)=p(23p)6 である。したがって p=2/3 で増加から減少に変わり,最大値は S(23)=281 である。
最小値は端点を比較する。S(12)=148,S(34)=3128であり,1/48<3/128 なので最小値は 148 である。

図は p=0.68 の例。固定した x で上下境界の間を動く。

総評

難度6,計算量5。パラメータ a で動く放物線群を,固定した x で縦に切って見るのが核心である。0xp によって a の係数が非負になるため,上下境界が素直に a=p,1 で決まる。(3)では面積を出した後,指定区間内の臨界点 p=2/3 と両端 1/2,3/4 をすべて比べる必要がある。図示・積分・最大最小がつながる標準的な総合問題で,20分強が目安である。

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出典: 北海道大学 2007年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。