方針
線分の式を出し,縦線ごとに放物線との上下差を数える。では線分が放物線より上にあり,両端の座標はいずれも整数なので,格子点数は上下差に1を足せばよい。総数はに帰着し,最大値は整数について2次式の頂点付近を調べる。
解答
点は である。したがって,原点とを結ぶ直線の方程式は である。
縦線 上の上下差が である。図は の模式図。
(1)
を満たす整数を固定する。直線上で,放物線の座標は であり,線分の座標は である。その差は である。ではこれは以上であるから,この範囲では線分が放物線の上側にある。
上下の端点はいずれも格子点であり,境界も含むので,直線上でに含まれる格子点の個数は である。
(2)
に含まれる格子点の総数は である。これを整理するとである。よって総数は である。
(3)
なので,が最大になるのはが最大になるときである。ここで である。したがって,整数としてに最も近い値を選べばよい。
が偶数のときは で最大となる。が奇数のときはをはさむ二つの整数である で最大となる。
総評
難度5、計算量4。縦線ごとに格子点を数える発想が中心である。上下の差は格子点の個数そのものではなく,境界を含むためが必要になる。このを落とすと(2)全体がずれる。(3)は連続変数の最大ではなく整数の最大なので,の偶奇で答えを分ける。目安時間は18分前後。
答案は、線分 の式、縦方向の上下差、端点を含める 、総和、偶奇分類の順に整理すると採点者が追いやすい。