(1) AB=BA とする。このとき (AB)B=A(BB)=AB2 である。一方、B(AB)=(BA)B=(AB)B=AB2 である。したがって (AB)B=B(AB) となり、AB と B は交換可能である。
(2) X=(acbd)とおく。C=(1320) であるからXC=(a+3bc+3d2a2c),CX=(a+2c3ab+2d3b)である。 XC=CX より成分を比較すると、3b=2c,2a=b+2d,c+3d=3a を得る。第1式から b=32c であり、第3式から a=31c+d である。よってX=(d+31cc32cd)=3c(1320)+d(1001)である。
したがって X=αC+βE と表せる。ただし α=c/3, β=d である。
(3) Y は C と交換可能なので、(2) より Y=αC+βE と表せる。Y の (2,2) 成分が 1 であり、C の (2,2) 成分は 0、E の (2,2) 成分は 1 だから β=1 である。したがって Y=αC+E である。
ここでC2=(1320)2=(7326)=C+6Eである。条件 CY=tY より C(αC+E)=t(αC+E) である。左辺は αC2+C=α(C+6E)+C=(α+1)C+6αE である。よって (α+1)C+6αE=tαC+tE となる。C と E は一次独立なので、係数比較により α+1=tα,6α=t である。これより α+1=6α2 すなわち 6α2−α−1=0 である。したがって α=21,−31 である。
よってY=21C+E=(232311)またはY=−31C+E=(32−1−321)である。