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北海道大学 2014年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第2問

四面体OABCは,OA=OB=OC=1AOB=BOC=COA=90をみたす。
OA上の点Pと辺OB上の点QOP=pOQ=qpq=12となるようにとる。
p+q=tとし,CPQの面積をSとする。

(1) tのとり得る値の範囲を求めよ。

(2) Stで表せ。

(3) Sの最小値,およびそのときのpqを求めよ。

難易度5/ 10計算量5/ 10目安20

ベクトル図形と方程式 座標設定面積計算、範囲評価

方針

直交する3本の辺を座標軸に取り、P=(p,0,0)Q=(0,q,0)C=(0,0,1) と置く。(1) は pq=1/20p,q1 から q=1/(2p) として p の範囲を決め、p+q の最小・最大を調べる。(2) は CPQ の面積を2辺の長さと内積から計算し、p2+q2=(p+q)22pqt に直す。(3) は (2) の式が t の増加関数であることから、(1) の最小の t を使う。

解答

準備 OA,OB,OC は互いに直交し、長さがすべて1である。そこで O=(0,0,0),A=(1,0,0),B=(0,1,0),C=(0,0,1) とおく。このとき P=(p,0,0),Q=(0,q,0) である。P,Q は辺上の点で、pq=1/2>0 だから 0<p1,0<q1 である。

(1) pq=1/2 より、相加相乗平均から t=p+q2pq=212=2 である。等号は p=q=12 のときに成り立ち、この値は確かに辺上の条件 0<p,q1 を満たす。

次に最大値を調べる。q=1/(2p) と書くと、q1 より 12p1 なので p12 である。また p1 だから 12p1 である。この範囲で t=p+12p とおくと dtdp=112p2 であり、p=1/2 で最小となる。したがって最大値は端点で調べればよい。 p=12 のとき q=1,p=1 のとき q=12 で、どちらも t=32 である。よって 2t32 である。

(2) CP=(p,0,1),CQ=(0,q,1) である。したがってCP2=p2+1,CQ2=q2+1,CPCQ=1である。

三角形の面積を S とするとS2=14(CP2CQ2(CPCQ)2)だから4S2=(p2+1)(q2+1)1=p2q2+p2+q2である。ここで pq=12 より p2q2=14 であり、また p2+q2=(p+q)22pq=t21 である。したがって 4S2=t21+14=t234 である。面積は正なので S=12t234 である。

(3)

(2) で得た式 S=12t234 は、今回の範囲 t>0 では t が小さいほど小さい。したがって S は (1) の範囲で最小の t=2 のとき最小となる。

相加相乗平均の等号条件より、このとき p=q であり、pq=1/2 と合わせて p=q=12 である。このときSmin=12234=1254=54である。よって p=q=12 のとき最小値 5/4 をとる。

総評

難度5、計算量5。目安時間は20分。空間図形を座標化して、面積を内積公式で処理する問題である。(1) では pq=1/2 だけでなく、点が辺上にあるため p,q1 であることを必ず使う。(2) は内積が1になる点を見落としやすい。最後に p2+q2=t21 へ直すと計算が短い。(3) は St の増加関数であることと、等号条件 p=q を明示すれば十分である。

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出典: 北海道大学 2014年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。