方針
垂直条件はすべて内積で書く。(1)は を展開し、, を代入する。(2)(3)では を 軸方向、 を角 の方向に置き、 をそれぞれ垂線方向の符号つき長さで表す。条件から符号が反対になることを確認して、角と長さ比を読む。
解答
とおく。
(1)
, より である。また は に垂直なので である。展開するとであり、上の2つの垂直条件を用いて となる。したがってである。
(2)
, とし、座標軸を となるように取る。 である。
だから、ある を用いて と書ける。また だから、ある を用いて と書ける。(1)をこの座標で表すと であるから となる。, より、 と は反対符号である。
したがって、 と は、それぞれ に立てた垂線の反対側を向く。たとえば のとき、 の方向角は 、 の方向角は であるから、なす角は である。 のときは両方の向きが同時に反転するだけなので、なす角は同じである。よって である。
(3)
(2) の記号を用いると である。また だから、絶対値を取って を得る。したがって すなわちである。
別解
別解(90度回転で垂線方向をそろえる)
方針
(1) は4つの垂直条件を内積へ直す。(2)(3) は平面ベクトルを反時計回りに90度回転する操作を とし、、 と表す。(1)から を導けば、角と長さ比が回転の性質から同時に読める。
解答
、、、 とおく。
(1) 条件より第3式を展開して最初の2式を用いるとを得る。
(2) ベクトルを反時計回りに90度回転する操作を とする。、 だから、0でない実数 を用いてと書ける。90度回転したベクトルとの内積についてであるから、(1) はとなる。 は一直線上にないので 。よって である。したがって同じ向きへ90度回転しても角は変わらず、一方だけ向きを反転すると角 は になる。ゆえに のなす角は である。
(3) 回転は長さを変えないのでしたがって
総評
難度5、計算量4。目安時間は18分。内積の展開だけなら短いが、(2)では垂線方向の符号まで説明しないと角が なのか なのかが曖昧になる。採点点は、(1)の内積展開、(2)の符号つき座標表示、(3)で絶対値を取って長さ比へ直す流れである。 により と言える点が、符号判断と比の導出を支えている。