方針
(1) は漸化式に直接代入する。(2) は で割った余りを追うと, の偶奇が入れ替わるため,常に少なくとも一方が偶数であることが分かる。(3) は が偶数のときに と を別々に示す。 と は互いに素なので,合同式の周期表を用いて両方の割り切れを確認する。
解答
(1)
漸化式より であり, である。したがって である。
(2) で割った余りを考える。漸化式から であり, である。初期値は なので,次の項では ,さらに次では に戻る。したがって任意の について, の一方は偶数,もう一方は奇数である。よって は偶数である。
(3)
まず で割った余りを調べる。漸化式を用いると をこの順に繰り返す。実際, の次は となり初めに戻る。したがって が偶数のときは常に である。よって である。
次に で割った余りを調べる。同じく漸化式で順に計算するととなる。最後の の次は であるから,この表は周期的に繰り返される。表を見ると, が偶数のときは または の少なくとも一方が の倍数である。したがって である。
以上より, が偶数のとき は と の両方で割り切れる。 と は互いに素なので, である。
別解
解法2(2項先の積を直接結ぶ方法)
方針
(1) (2) は直接計算と偶奇で処理する。(3) では漸化式を2回適用して を で表す。その積を展開すると が28の倍数になり,偶数番目の項がすべて と同じ余りをもつことが分かる。
解答
(1) であるからである。
(2)
漸化式を で見ると初期状態は なので, と を交互に取る。したがって常に一方が偶数であり, は偶数である。
(3)
漸化式をもう一度用いるとよってしたがってここで である。上の関係を と順に用いれば,すべての正の整数 についてとなる。ゆえに が偶数なら は28で割り切れる。
総評
難度6、計算量5。想定時間は11分程度。偶奇は2での状態交換だけで示せる。28の倍数性には、4と7の周期を個別に確認する方法と、2項先の積を直接結んで偶数番目だけを帰納的に追う方法がある。後者ではcの係数97をそのまま28で1と誤認しないことが注意点だが、c2が0余りなので結論には十分である。両解法を初期項でも検算した。