問題
をを満たす実数とし,平面上の点と点を
で定める。を線分の中点とし,を原点とする。
(1) とを求めよ。
(2) 3点,,は同一直線上にあることを示せ。
(3) となるようなの値を求めよ。
出典:北海道大学 2021年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第2問
方針
解法1(共通方向ベクトルで位置関係を読む方法)
複雑な座標に見えるが, と中点 を計算すると,どちらも の向きに整理できる。 が と平行であることから,直線 が原点を通ると分かる。最後は同一直線上で が の中点であることを使い, と を の倍数で表して を決める。
解法2(長さを先に定数化する方法)
差と中点から共通方向ベクトル を作る。その長さを計算すると , と簡単になる。共線性と中点の位置関係から として条件を解く。
解答
解法1(共通方向ベクトルで位置関係を読む方法)
(1)
座標を差し引くと
である。
また は の中点であるから,座標を足して2で割ると
である。
(2)
(1) より
であり,
である。したがって である。 より なので,これは と が平行であることを示している。
点 は直線 上にあり, は直線 と平行である。よって原点 も直線 上にある。したがって3点 は同一直線上にある。
(3)
であり, は の中点である。 と同じ向きの単位を使って直線上の位置を表すと,
である。したがって
である。また である。
条件 より である。したがって となる。 だから である。
解法2(長さを先に定数化する方法)
(1)
座標を差し引き,また平均を取ると
である。
(2)
より であり,
したがって は と平行である。一方, は直線 上にあるので,直線 と直線 は一致する。よって は同一直線上にある。
(3)
とおく。このとき
したがって
は の中点なので である。また上の正の係数関係から,直線上では の順に並ぶ。よって
条件 より
したがって
である。