方針
(1) は の増減を調べ, で最大値 をとること, で0になること, で0に近づくことを使って解の個数を分類する。(2) は と分け,正の範囲で各因子が最大 を一意にとることから,ただ1組になるのは最大積の場合だけと見る。(3) は を固定し, が存在する条件を で判定し, から最大の を求める。
解答
(1) とする。微分すると である。 だから, は で増加し, で減少する。また である。さらに では であり, では である。
以上より,方程式 の異なる実数解の個数はである。
(2)
正の実数 に対して,(1)より であり,等号は のときだけ成り立つ。したがって正の について であり,等号は のときだけ成り立つ。
よって,ただ1つの組だけが存在するのは最大値をとる場合であり, である。このとき実際に解は の1組だけである。
(3)
条件は である。 を正の実数として固定する。正の が存在するためには, の最大値が であることから が必要十分である。すなわち である。
正の範囲で は で増加し, で減少する。また である。したがって を満たす正の の最大値は である。
このとき であるから,(1)の等号条件より である。よって の最大値は ,そのときの は である。
別解
別解(対数を取った関数と基本不等式)
方針
正の範囲では の増減を調べる。最大値と等号条件は基本不等式 でも確認する。
解答
(1)
ではであり, の値域は である。したがって では解が1個, では の1個である。
では なので対数を取り,とおく。するとだから, は で増加し, で減少する。最大値は ,両端での極限は0である。よって異なる実数解の個数はとなる。
(2)
正の実数 に対する基本不等式からであり,等号は のときに限る。したがって等号は のときだけ成り立つ。
なら, は (1) により異なる二つの正の解をもち,少なくとも二つの対角解 が生じる。 または では正の解はない。ゆえに解がただ1組存在するのはのときである。
(3)
より,条件を満たすためには関数 は で狭義に減少し, で となる。したがって (1) から であり,最大値は である。
のとき条件は となるので,等号条件から である。よって
総評
の増減表を3問すべてに使い回す関数問題。目安時間は18分。(1) では負の ,,正の を区別し, の極限が0でも0には戻らないことを確認する。(2) は積の最大値と等号条件の一意性がポイントである。(3) は を固定して の存在条件に変換すると見通しがよく,最大の は の減少側で になる点として決まる。 増減表と基本不等式でおよびが一致した。 増減表と基本不等式でおよびが一致した。 増減表と基本不等式でおよびが一致した。