問題
を実数とし,平面上の点および点を考える。
(1) 点と点が一致するようなの値をすべて求めよ。
(2) がの範囲で変化するとき,点の軌跡を平面上に図示せよ。ただし,軸,軸との共有点がある場合は,それらの座標を求め,図中に記せ。
出典:北海道大学 2024年度 前期日程 第2次学力試験 理系 数学β 第1問
方針
(1) から得る二つの三角方程式を連立し,一方を因数分解して候補を出した後,もう一方へ必ず戻して確認する。(2) とおき,, から媒介変数を消去する。さらに による端点の包含を調べ,軸との交点を記す。
解答
(1)
点 と点 が一致する条件は である。第2式は すなわち である。
まず のとき, である。このうち では となり第1式を満たさない。一方, では となり第1式も満たす。
次に ,すなわち のとき, である。このとき,いずれも となり,第1式も満たす。
したがって,求める は
である。
(2)
とおく。定義より であるから, を得る。
また, で が動く範囲は である。 は で実際にとるが, は でしかとらないため,この範囲には含まれない。したがって軌跡は で表される放物線である。頂点は ,点 は含まれ,点 は含まれない。
軸との共有点は として より である。 軸との共有点は として より である。
【軌跡】
軌跡は放物線 のうち の部分である。上端だけが開いている。