方針
(1) を二乗して を求める。(2) 内心を,各頂点に向かい合う辺長で重み付けした位置ベクトルとして表す。(3) 半周長から接線長 を出し, を計算する。
解答
(1) であるから,条件を代入すると である。したがって より,辺 の長さは である。
(2)
三角形の辺の長さは である。内心は,各頂点の位置ベクトルを,その頂点に向かい合う辺の長さで重みづけした点である。頂点 に向かい合う辺の長さはそれぞれ ,, である。
の位置ベクトルは なので,である。よってである。
(3)
内接円が辺 と接する点を とする。頂点 から辺 と に引いた2本の接線の長さは等しい。半周長は であるから,頂点 からの接線長は である。
は辺 上にあり, なので である。したがってよってである。
【内心と接点の位置】
である。 は図から確認でき,求めたベクトルの内積が0になることも検算できる。
総評
【公式出題意図・採点講評との対応】公式は,長さ・内積の正確な計算と内心の定義・性質の理解を問うている。採点講評では全体に良好だったとしており,本解答は内心公式の重みと接線長の根拠を省略せず記した。
難度6,計算量5,想定時間12分。内心の重みは頂点に向かい合う辺長であり, には , には が掛かる。 は の向きである。
【独立検算】条件を満たす座標を置き,求めた と の内積が0になること, を確認した。