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北海道大学 2024年度
理系数学 数学β 第3問

問題

次の問に答えよ。

(1) を実数とする。次のように定められた数列の一般項を求めよ。

(2) 関数を次の関係式で定める。

関数の式で表せ。

出典:北海道大学 2024年度 前期日程 第2次学力試験 理系 数学β 第3問

方針

標準解法(積分値を同型の漸化式にする)

(1) 固定値2を引いて等比数列にする。(2) とおく。定義式を積分すると となり,(1)と同じ漸化式になる。 を求めて定義式へ戻し,最後に でも公式が成立することを確認する。

別解(関数列の公式を直接帰納法で証明)

標準解法で得た形を予想し, の積分を実行してそのまま へ代入する。補助数列 を明示的に解かない検算用の証明である。

解答

標準解法(積分値を同型の漸化式にする)

(1)

漸化式 について,両辺から2を引くと である。したがって数列 は初項 公比 の等比数列である。よって となり, である。

(2)

とおく。定義より である。両辺を から まで積分すると,

また である。

これは(1)と同じ形の漸化式であり,固定値は2である。したがって である。

いま,定義式を に対して用いると, である。上で求めた式から なので, である。 のときも右辺は となり, と一致する。よってすべての正の整数 について である。

別解(関数列の公式を直接帰納法で証明)

(1)

固定値2を引けば等比数列となるので

である。

(2)

を示す。 では右辺は である。

ある で (*) が成り立つと仮定すると

よって定義式から

となり, でも (*) が成り立つ。数学的帰納法によりすべての正整数 で (*) が成立する。