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北海道大学 2025年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第3問

数列{an}を次の条件により定める。a1=1,a2=3,(n+1)an+2(2n+3)an+1+(n+2)an=0(n=1,2,3,)(1) bn=an+1anとおくと,bn+1=n+2n+1bn(n=1,2,3,)が成り立つことを示せ。

(2) 数列{an}の一般項を求めよ。

(3) n=12251anの値を求めよ。

難易度5/ 10計算量4/ 10目安15

数列 漸化式の変形、階差数列、和の計算、部分分数分解

方針

与えられた3項漸化式を,階差 an+2an+1an+1an が見える形に変形する。bn=an+1an とすれば1次の漸化式になり,初期値 b1=2 から bn=n+1 と分かる。次に an=a1+k=1n1bk で復元し,最後は 1/an=2/(n(n+1)) を部分分数分解して望ましい消去和にする。

解答

(1)
与えられた漸化式は (n+1)an+2(2n+3)an+1+(n+2)an=0 である。ここで 2n+3=(n+1)+(n+2) なので,左辺をまとめ直すと (n+1)(an+2an+1)(n+2)(an+1an)=0 である。したがって (n+1)(an+2an+1)=(n+2)(an+1an) となる。bn=an+1an だから (n+1)bn+1=(n+2)bn であり,bn+1=n+2n+1bn が成り立つ。

(2)
まず b1=a2a1=31=2 である。(1)より bn+1=n+2n+1bn だから,順に掛け合わせるとbn=b13243n+1n=2n+12=n+1である。したがって an+1an=n+1 である。

よって n1 に対してan=a1+k=1n1(ak+1ak)=1+k=1n1(k+1)=1+(n1)n2+(n1)=n(n+1)2である。したがって an=n(n+1)2 である。実際,n=1,21,3 となり初期条件にも合う。

(3)
(2)より an=n(n+1)2 であるから 1an=2n(n+1) である。ここで 2n(n+1)=2(1n1n+1) と部分分数分解できる。したがってn=12251an=2n=1225(1n1n+1)=2(11226)=450226=225113である。

総評

公式の出題意図は、少し複雑に見える漸化式から階差の規則を読み取り、一般項と逆数和へつなぐ標準的な処理力の確認にある。2n+3=(n+1)+(n+2) と分けることで階差 bn の漸化式が現れる。積の約分から bn=n+1、和から an=n(n+1)/2 を導き、最後は部分分数分解による望遠和を使う。初期値への代入も一般項の検算になる。

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出典: 北海道大学 令和7年度一般選抜(前期日程)数学α(公式問題・出題の意図)(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。