方針
問題で指定された bn=1/(an+2) によって分数型の漸化式を一次漸化式へ直す。得られる式は定数項をもつので、まず固定値 1/3 を見つけ、bn−1/3 が等比数列になることを利用する。最後に an=1/bn−2 へ戻し、分母を整理する。
解答
(1)
漸化式より an+1=an+12 である。したがってbn+1=an+1+21=an+12+21=2(an+2)an+1となる。
ここで an+2an+1=1−an+21=1−bn であるから、bn+1=21(1−bn) である。
(2)
(1)より bn+1=21−21bn である。この漸化式の一定値を c とおくと c=21(1−c) より c=31 である。したがって bn+1−31=−21(bn−31) となる。
また b1=a1+21=61 であるから、b1−31=−61 である。よってbn−31=−61(−21)n−1=3⋅2n(−1)nとなり、bn=31+3⋅2n(−1)n=3⋅2n2n+(−1)n を得る。
したがってan=bn1−2=2n+(−1)n3⋅2n−2=2n+(−1)n2n−2(−1)nである。
総評
難度5、計算量4。想定時間は9分程度で、誘導に従って確実に完答したい必答問題である。bn への置換を正しく実行できれば標準的な一次漸化式に帰着する。得点差が出るのは、bn+1=21(1−bn) への変形で an+1 と an+2 の関係を丁寧に扱えるか、また固定値 1/3 との差をとって等比数列として書けるかである。最後の an への戻しでは、符号 (−1)n を含む分母をそのまま扱うため、通分を一行ずつ確認すると計算ミスを防げる。
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出典: 北海道大学 2026年度 前期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。