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熊本大学 2017年度
文理共通数学 第1問(理工系2)

問題

原点をとする座標空間内にがある.ただし,とする.とし,の面積をとするとき,以下の問いに答えよ.

(問1) を用いて表せ.

(問2) 点を中心とする半径の球面上の点をとする.ベクトルがいずれもベクトルに垂直であるとき,が成り立つことを示せ.

(問3) (問2)の条件のもとで,としたとき,面積の最小値とそのときのの値を求めよ.

(編注)2021年名古屋市立大中期薬学部で改変して活用

出典:熊本大学 2017年度 前期 文理共通 第1問

方針

解法1

(問1)(問2)は座標成分で内積条件を処理する。(問3)ではからで表し,条件を用いての下限を出す。等号成立条件からを決める。

解法2

角と面積は外積で処理し,球面条件は切片形の平面と原点の距離として読む。最小化ではを変数にして積を最大化する。

解答

解法1

(問1)

である。よって

より

である。また であるから

である。

(問2)

とおく。 であり, より

である。したがって であり,同様に である。よって

である。これを に代入して

を得る。

(問3)

問1より

であるから

である。 のとき,(問2)の条件は

である。 とおくと

すなわち である。したがって

である。

一方, より である。 を用いると

であり, だから である。よって

である。等号は のとき成立し,このとき である。したがって

である。

解法2

(問1)

であり,

である。よって

である。

(問2)

の条件から平面と表され,なので原点から平面までの距離はである。一方,切片形

から距離は

である。よって

を得る。

(問3)

とおくと,では

である。外積から

となる。相加・相乗平均より

だから

等号はのときであり,

である。