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熊本大学 2019年度 前期 図形と方程式・関数文系数学 第3問

以下の問いに答えよ.

(問2) 座標平面上の2曲線C1:y=x2+2px2p,C2:y=x3の共有点がちょうど2個になるような実数pの値をすべて求めよ.

難易度3/ 10計算量3/ 10目安7

図形と方程式関数 文字消去、場合分け、判別式

方針

共有点の x 座標を求める方程式を作り,(x1)(x22p)=0 と因数分解する。x=1x2=2p から得られる実数解の個数を p<0,p=0,p>0 と重なりの場合で分類する。

解答

(問2)
共有点の x 座標はx2+2px2p=x3を満たす。これはx3x22px+2p=0すなわち(x1)(x22p)=0である。

p<0 のとき,x2=2p は実数解をもたないので共有点は 1 個である。p=0 のとき,解は x=1,0 であり,共有点はちょうど 2 個である。p>0 のとき,x=1,±2p が得られる。これがちょうど 2 個の異なる値になるのは,2p=1 のとき,すなわち p=12 のときである。

以上より,求める値はp=0, 12である。

別解

解法2

方針

共有点が2個になるとき、交点方程式の三次式には重解がある。因数ごとの重なりを調べ、p=0 では x=0p=1/2 では x=1 が接点になることを図でも確認する。

解答

共有点方程式をFp(x)=x3x22px+2p=(x1)(x22p)と書く。異なる共有点がちょうど2個であるには、三次方程式 Fp(x)=0 が二つの異なる実数解をもち、その一方が重解でなければならない。

x22p 自身が重解をもつのは p=0 のときで、この場合F0(x)=x2(x1)だから共有点の x 座標は 0,1 である。

一方、一次因子と二次因子が同じ解をもつには122p=0であればよい。したがって p=1/2 であり、F1/2(x)=(x1)2(x+1)となるから共有点の x 座標は 1,1 である。よってp=0,p=12である。

総評

難度3,計算量3。想定時間は7分程度。共有点の個数を実数解の個数へ移し、固定解 x=1 と二次因子の解を分類するのが基本である。別解では『異なる実数解が2個の三次方程式は重解をもつ』と捉え、p=0x=0p=1/2x=1 が接点になることを可視化した。二つの場合の一方を落とさないことが採点上の要点である。

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出典: 熊本大学 2019年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。