l 上の点は係数和が k なので,直線 OX と α の交点はその 1/k 倍である。平行平面 β は係数和 k の点からなることを使う。
解答
(問1) X の位置ベクトルは32kta+3k(1−t)b+3k(2−t)cで係数和は k。したがって Y はその 1/k 倍でOY=32ta+31−tb+32−tc.よって BC との交点は t=0 で 31b+32c,CA との交点は t=1 で 32a+31c。AB では t=2 だが b の係数が負なので交点はない。
(問2)OD=21(a+b)。平面 β は係数和 k の平面なのでOE=2k(a+b).Y を問1の式で表し,F∈OY かつ F∈EC として係数比較するとλ32t=2k(1−μ),λ31−t=2k(1−μ),λ32−t=μ.よって t=31,λ=5k+49k。したがってOF=5k+42ka+5k+42kb+5k+45kc.
別解
解法2(中心相似と係数比)
方針
点 O を中心とする倍率 1/k の相似で、平面 β 上の直線 l を平面 α 上の軌跡 m へ移す。(問2)は EC 上の係数比と OY の方向比を比較する。
解答
(問1) 直線 l 上の点 X の位置ベクトルはOX=k(32ta+31−tb+32−tc)である。括弧内の3係数の和は1なので、直線 OX と平面 α の交点 Y はOY=k1OX=32ta+31−tb+32−tcである。すなわち m は l を点 O 中心、倍率 1/k で縮小した直線である。
辺 BC では a の係数が0なので t=0 となりOZ=31b+32cである。辺 CA では b の係数が0なので t=1 となりOZ=32a+31cである。辺 AB の直線とは t=2 で交わるが、b の係数が −1/3 なので辺上にはない。したがって交点数は BC と CA が各1個、AB が0個である。
(問2) 平面 β は α を点 O 中心、倍率 k で移した平面である。したがって、直線 OD と β の交点は D の像でありOE=kOD=2k(a+b)である。直線 EC 上では a と b の係数が等しいから、直線 OY の方向について2t=1−t,t=31を得る。このとき方向の係数比はa:b:c=2:2:5である。直線 EC 上の点を(1−s)2k(a+b)+scと書く。c と a の係数比を比較するとk(1−s)/2s=25であり4s=5k(1−s),s=5k+45kとなる。よってOF=5k+42ka+5k+42kb+5k+45kcである。
総評
難度6,計算量7。想定時間は25分程度。係数和1の平面 α と係数和 k の平行平面 β を区別することが最重要である。中心 O の相似として見れば X↦Y、D↦E の倍率が同時に整理でき、最後は係数比 2:2:5 に帰着する。