方針
重心の座標を求めると, は と同じ方向になる。底面四角形は平行な2辺をもつ台形として面積を求め,平面 から点 までの距離を高さとして四角錐の体積を求める。
解答
(問1)
重心の座標はである。したがってであるから,2直線は平行である。
(問2)
, である。2本の平行な直線はいずれも 軸方向であり,その間の距離は, から への変化のうち 成分だけを見ればよいのでである。したがって四角形 の面積はである。
(問3)
底面 は平面上にある。点 からこの平面までの距離はである。したがって四角錐の体積はである。
別解
解法2(外積とスカラー三重積で面積・体積を求める方法)
方針
台形を2つの三角形に分け、外積で面積を求める。
四角錐も同じ対角線で2つの四面体に分け、スカラー三重積から体積を直接出す。
解答
(問1)したがってよって2直線は平行である。
(問2), とおくとまた、 だから、もう一方の三角形の面積は
である。よって台形の面積は(問3)
対角線 で四角錐を2つの四面体に分ける。
第1の四面体について第2の四面体についてしたがって体積は
総評
難度4,計算量4。想定時間は12分程度。重心の座標がすぐに出せれば全体の構造は見やすい。面積では台形の高さ,体積では底面のある平面から頂点までの距離を混同しないことが重要である。位置づけは必答の得点源であり,途中計算を丁寧に残して確実に取り切りたい。 熊本大学2022年度資料20頁(数学①②③解答原稿12頁・医系問題解答8頁)と独立本文を照合し、結論・設問対応・計算過程を再確認した。