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熊本大学 2022年度
理系数学 第1問

問題

を実数とし,座標空間の点を考える.をそれぞれの重心とする.以下の問いに答えよ.(問1) を通る直線と,を通る直線は平行であることを示せ.(問2) 四角形の面積を求めよ.(問3) 四角形を底面とする四角錐の体積を求めよ.

出典:熊本大学 2022年度 前期 理系 第1問

方針

解法1(台形の高さと平面距離を使う方法)

重心の座標を求めると, と同じ方向になる。底面四角形は平行な2辺をもつ台形として面積を求め,平面 から点 までの距離を高さとして四角錐の体積を求める。

解法2(外積とスカラー三重積で面積・体積を求める方法)

台形を2つの三角形に分け、外積で面積を求める。四角錐も同じ対角線で2つの四面体に分け、スカラー三重積から体積を直接出す。

解答

解法1(台形の高さと平面距離を使う方法)

(問1)

重心の座標は

である。したがって

であるから,2直線は平行である。

(問2)

である。2本の平行な直線はいずれも 軸方向であり,その間の距離は, から への変化のうち 成分だけを見ればよいので

である。したがって四角形 の面積は

である。

(問3)

底面 は平面

上にある。点 からこの平面までの距離は

である。したがって四角錐の体積は

である。

解法2(外積とスカラー三重積で面積・体積を求める方法)

(問1)

したがって

よって2直線は平行である。

(問2)

, とおくと

また、 だから、もう一方の三角形の面積は である。よって台形の面積は

(問3)

対角線 で四角錐を2つの四面体に分ける。第1の四面体について

第2の四面体について

したがって体積は

熊本大学 2022年度 第1問の図1