方針
積が になるには, だけが使われる。 以外の目の個数で分類し,積が になる非 の組を数える。はじめて になる確率は,全体から直前までにすでに になって最後に が出た場合を除く。
解答
(問1)
回で積が となるのはの 通りである。したがってである。
回で積が となる場合を, 以外の目で分類する。 の並べ方が 通り, の並べ方が 通り, の並べ方が 通りである。よってである。
(問2)
とする。 以外の目が 個のときは,その位置の選び方が 通りで,各位置への入れ方は の 通りである。
以外の目が 個のときは,目は であり,位置の選び方が 通り,並べ方が 通りである。したがって積が となる出方は通りである。よってである。
(問3)
長さ の出方で積が となるもののうち, 回目までにすでに積が で, 回目に が出たものを除けばよい。(問2)の数え上げを とおくと,求める出方の数はである。したがって求める確率はである。
別解
解法2(母関数で出目を符号化)
方針
出目の の指数を 、 の指数を で記録する。 の の係数を求めると、積が となる順序付きの出方を一括して数えられる。初到達は最後の目ごとに直前の積を数える。
解答
(問1)(問2)
出目 をそれぞれ に対応させる。出目 は積が となる場合には現れない。したがって積が となる出方の数はである。 を作る選び方はの3種類なので、その係数はよって特にである。
(問3)
回目に初めて積が となるとき、最後の目は のいずれかである。最初の 回の積が順に となる出方の数はである。したがって求める出方の数はゆえに求める確率はである。
総評
難度4,計算量4。想定時間は12分程度。積を素因数で管理し, 以外の目の個数で分類できれば標準的に処理できる。はじめて条件では,最後の目が で直前にすでに達成していた場合を除く点が最も間違えやすい。位置づけは必答の得点源であり,途中計算を丁寧に残して確実に取り切りたい。