方針
絶対値の中身 の符号で曲線を3区間に分ける。直線との交点は外側の放物線部分と内側の反転部分で別々に求め,最小・最大の交点には解と係数の関係を用いる。面積は直線が曲線以上にある区間を, で分けて定積分する。
解答
(問1)
であるからである。したがって と では上に開く放物線 , では下に開く放物線 の部分を描けばよい。特に で 軸と交わり, で となる。
(問2)
または ではすなわちである。この解はであり,それぞれ , の範囲に入る。
また, ではすなわちである。よって共有点は全部で 個である。
(問3)
(問2)よりである。したがってよりである。また であるからである。
(問4)
では直線 は曲線 以上にある。求める面積を とするとここでは を根に持つのでである。またである。したがってである。
別解
解法2(問4:反転前の放物線との差で補正)
方針
まず絶対値を外す前の放物線 と直線の間の面積を で一括計算する。その後, で放物線を 軸対称に折り返した分だけ補正する。
解答
(問4)
絶対値を外す前の放物線と直線との差をとする。 なので,放物線弓形の公式(または平行移動して積分)よりただし では曲線が 軸対称に折り返される。実際の差と の差はである。ゆえに求める面積は
総評
難度6,計算量7,想定時間22分。公式の出題意図は,絶対値の区間分け,共有点の判定,解と係数の関係,定積分による面積を一題で確認すること。中央の は重解だが共有点は1個と数える。面積は3区間に分ける解法と,反転前の放物線から補正する別解を併記し,両者が で一致することを検算した。公式略解の全数値と照合済み。