方針
6人を個人ごとに追うのではなく、同色が連続するブロックで状態を圧縮する。初回後は3つの2人組の色だけを見ればよく、終了しなければ必ず 人連続と 人連続の状態になる。この状態から次の回で終了する確率が常に で、終了しなければ同じ型に戻ることを示す。
解答
最初の回では、あらかじめ作った3つの隣接ペアがそれぞれジャンケンをする。各ペアは、勝った人の色にそろうので、回の後には各ペアが赤または白の同色2人組になる。各ペアが赤になる確率、白になる確率はいずれも であり、3組について独立に考えられる。
3組がすべて赤、またはすべて白になれば、6人全員が同色となって終了する。その確率は である。
逆に1回で終了しないとき、3つの2人組の色は全て同じではない。2色しかないので、ある色の2人組が1つ、もう一方の色の2人組が2つである。円周上では後者の2組がつながって見えるため、帽子の並びは という型になる。
この型の状態を考える。異なる色が隣り合う境目は2か所だけなので、次の回に行われるジャンケンはその2か所である。2人連続の色の側にいる2人が、どちらの境目でも負けると、その2人が相手の色に変わり、6人全員が同色になって終了する。この確率は である。
それ以外の場合は、2人連続の色が残るか、または反対の色が2人連続として残るだけで、やはり の型に戻る。したがって、まだ終了していない状態から次の1回で終了しない確率は常に である。
初回についても、終了しない確率は である。よって 回までに終了しない確率は である。したがって、求める確率は である。
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別解
解法2(未終了確率の漸化式を立てる)
方針
を 回終了時にまだゲームが続いている確率とする。
未終了時の帽子配置が常に2人・4人の2ブロック型であることから、 を示す。
解答
初回後、3つのペアはそれぞれ独立に赤または白へそろう。全3組が同色になる確率はしたがって である。
初回で終わらなければ、円周上の配置は一方の色が2人連続、他方が4人連続の2ブロック型になる。
この型では色の境界が2か所あり、2人ブロック側の2人がともに負けたときだけ次の回で終了する。その確率はそれ以外は色が入れ替わる場合を含め、再び同じ2ブロック型になる。よって初期値と合わせて だから、 回までに終了する確率は
総評
個人の並びを全列挙せず、同色連続ブロックの型に圧縮する確率問題。目安時間は22分。初回後の3つの2人組を見て、未終了なら必ず 人ブロックと 人ブロックになることを言葉で補うと答案の説得力が増す。その後は毎回同じ型に戻るため、実質的には未終了確率が 倍される反復である。
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