方針
線分 上の点は、直線 の上にあり、さらに を満たす。固定した に対して許される の範囲を として求め、二次式 の最大値と最小値を区間ごとに決める。最後に縦の長さを積分する。
解答
点 と の中点は であり、線分 を含む直線の傾きは である。したがって、その直線は と表せる。
ただし今回は直線全体ではなく線分であるから、点 が線分 上にある条件は である。よって固定した に対し、許される の範囲は を同時に満たす部分である。これより通過範囲の 座標は に限られる。 では である。この範囲では なので は が増えるほど小さくなる。したがって上端は の であり、下端は の である。縦の長さは である。 では である。二次式 は で最大になり、 である。最小値は端点で比べればよく、 で 、 で だから、下端は である。 では である。この範囲にも が含まれるので、上端は である。両端では のどちらでも となるから、下端は である。
したがって求める面積はである。各積分はであるから、面積は である。
上端は包絡放物線、下端は線分の端点が描く折れ線
別解
解法2
方針
動く直線族 の包絡線と、線分の両端
が描く2本の直線を先に求める。それらから掃過領域の
上端・下端を読み、縦断面を3区間に分けて積分する。
解答
直線族はである。固定した に対する右辺の最大値は
のときの だから、上側の包絡線は一方、端点 は端点 はを動く。 の下端も で
となる。
よって掃過領域の縦の長さはである。したがって面積は
総評
動く線分の通過範囲を、固定した に対する縦断面で数える問題である。目安時間は20分。直線の式だけでは線分条件が抜けるので、 を入れて の範囲を区間ごとに整理することが大切である。 2つの解法を相互に照合し、境界値・必要十分性・符号・最終値を確認した。