方針
直線 は と表せる。(1) は、点 を通るような実数 が存在する条件、すなわち の判別式から領域を決める。(2) は線分条件 を加え、固定した ごとに の範囲を整理して上下端を積分する。
解答
(1)
点 と を通る直線の傾きは である。またこの直線は中点 を通るので と表せる。
点 を通る直線 が存在するには、ある実数 に対して となればよい。これは という についての二次方程式が実数解をもつことと同値である。したがって判別式より すなわち である。
よって、直線 が通過する範囲は、放物線 およびその下側全体である。
(2)
線分 上にあるためには、直線上にあることに加えて、点 が中点 から両端までの範囲に入っている必要がある。したがって である。
固定した に対して、許される は を同時に満たす。よって の範囲は である。 では であり、 はこの範囲で減少する。したがって上端は 、下端は である。 では である。上端は のとき であり、下端は のとき である。 では である。上端は同じく であり、下端は両端 で同じ値 を取る。
したがって面積はである。計算すると となる。
直線全体は放物線の下側、線分はその中の有限部分を通る
別解
解法2
方針
(1) は点 を通る直線のパラメータ に関する
2次方程式の判別式で求める。(2)は包絡線と端点軌跡から
有限な掃過領域の境界を直接組み立てる。
解答
(1)
直線 はである。点 を通る実数 が存在する条件はの判別式が非負であること、すなわちよって通過範囲はこの放物線とその下側である。
(2)
で線分を動かすと、上端は包絡線
、下端はとなる。したがって
総評
包絡線を判別式で出す部分と、線分の掃過面積を縦断面で数える部分が組み合わさっている。目安時間は22分。(1) の直線全体の条件と、(2) の線分条件 を混同しないことが最も大切である。 2つの解法を相互に照合し、境界値・必要十分性・符号・最終値を確認した。