方針
分子を、分母をとする。共通因子は差も割るので、共通根は1または3に限られる。各値をに代入してを決め、実際に因数分解して約分する。
解答
分子、分母をそれぞれとおくと分数式が既約でないなら、の共通因子はも割る。したがって共通根はまたはである。
のときだからである。このときよって約分後はである。
のときだからである。このときよって約分後はである。以上よりであり、これ以外には共通因子をもたない。
別解
解法2:ユークリッドの互除法で候補を調べる
方針
分子を 、分母を とし、共通因子を保ったまま を取る。差の二つの一次因子について剰余定理で を調べ、二次因子が共通になる可能性も除く。
解答
分子を 、分母を とする。多項式のユークリッドの互除法の考え方からである。ここでしたがって共通因子の候補は 、、またはその積だけである。
剰余定理によりよって が共通因子となるのは 、 が共通因子となるのは のときである。両方が同時に0になる はないから、二次式 全体が共通因子となる場合はない。
では ではしたがって答えは である。
総評
難度5、計算量5、目安時間15分。分子と分母の差、および多項式の互除法の考え方から共通因子候補を に限定した。 の因数分解と約分後の分母を確認し、二因子が同時に共通となる場合も除いた。