方針
元の三次方程式の三つの解を とおく。解と係数の関係から ,, を読み取り, を解にもつ三次方程式を作る。得られた係数が,示すべき方程式と一致することを確認する。
解答
方程式 の三つの解を とする。仮定より はすべて実数である。
解と係数の関係から である。
ここで を解にもつ三次方程式を考える。その解の和はである。
次に二つずつの積の和はである。右辺に上の関係を代入すると となる。
また三つの積は である。
したがって を解にもつ三次方程式は である。これはまさに である。 は実数なので, もすべて実数である。よって与えられた方程式 はすべて実数解をもつ。重解がある場合も,同じ解と係数の関係で重複を含めて扱えるので結論は変わらない。
総評
新しい方程式の形を見ると,元の解を二乗した が自然な候補になる。解と係数の関係だけで和,二つずつの積の和,三つの積がすべて計算できるため,三次方程式を直接作ることができる。ポイントは により,二乗した解の二つずつの積の和が に簡単化することである。