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京都大学 1994年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第3問

xy平面上で,(1,1)を中心とする半径1の円をCとする。
PQはそれぞれx軸,y軸の正の部分にある点で,線分PQが円Cに接しているとする。
正三角形PQRを第1象限内に描くとき,頂点Rの座標(a,b)について,abの間に成り立つ関係式を求めよ。

難易度6/ 10計算量6/ 10目安15

図形と方程式三角関数 接線・法線座標設定文字消去

方針

軸上の点を (P=p,0,Q=0,q) と置き、直線 PQ と円の中心との距離が1である条件を得る。第1象限内の正三角形の頂点を p,q で表し、その連立式を逆に解いて消去する。

解答

P=(p,0), Q=(0,q) (p,q>0) とおく。直線 PQxp+yq=1である。中心 (1,1) からこの直線までの距離が1だからq+ppqp2+q2=1である。2乗して整理すると(p2)(q2)=2(1)を得る。

線分 PQ を一辺とする正三角形の2つの候補のうち、第1象限にある頂点はR=(p+3q2,3p+q2)である。これを R=(a,b) とするとp=3ba,q=3abとなる。これを (1) に代入して(3ba2)(3ab2)=2を得る。ただし結果を枠で囲む必要はなく、関係式は(3ba2)(3ab2)=2である。

別解

解法2

方針

正三角形の頂点を、線分 PQ を60度回転する行列で求める。その式を逆に解いて p,qa,b で表し、接線距離の条件へ直接代入する。

解答

P=(p,0), Q=(0,q) (p,q>0) とおく。PQ=(p,q) を時計回りに60度回転したベクトルは(12323212)(pq).これを P に加えると、第1象限側の頂点はR=(p+3q2,3p+q2).R=(a,b) とおけば、連立方程式を解いてp=3ba,q=3ab.(1)直線 PQqx+pypq=0.中心 (1,1) からこの直線までの距離が半径1に等しいので(p+qpq)2=p2+q2.p,q>0 を用いて整理すると(p2)(q2)=2.(2)(1)を (2) に代入して(3ba2)(3ab2)=2.実際に生じる点では p,q>0 だから3b>a,3a>bも成り立つ。

総評

接線条件と正三角形の回転を組み合わせる標準上位問題で、目安は15分。距離条件を2乗した後の因数整理、正三角形の頂点のうち第1象限側を選ぶことが主な得点箇所である。

正三角形の第1象限側の頂点を選び、接線距離を代数条件へ落とした。実際の点では p,q>0 も満たす。

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出典: 京都大学 1994年度 後期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。