方針
の第1回で0を引くか否かを分け、続くの手との第2回で一致が何回起こるかを状態ごとに数える。
解答
の最初の手で0を引く確率はで、このとき一致は起こらない。続いてがから0を引く確率はである。この枝では両者の手札が初期状態へ戻った形になり、の第2回で0を引けば、1,2,3を引けばである。従って最初にが0を引き、次にが1,2,3のいずれかを引く確率はである。このときの手で1組、次のの手でも必ず1組が一致するので。
一方、最初にが1,2,3のいずれかを引く確率はで、直ちに1組を捨てる。次のの手でも必ず1組を捨てる。その後が持札0を引く確率と残る共通番号を引く確率は各なので、が各確率で生じる。従って以上より分布はである。4確率の和は1になる。
最初の2手による確率木
別解
解法2
方針
最初の の手、次の の手、2回目の の手を
「0を引くか正番号を引くか」で確率木にする。各葉で成立した
一致組数を数え、同じ の葉を合算する。
解答
最初に が0を引く確率は である。このとき
が0を引く確率も で、状態は最初と同じ形へ戻る。
2回目の が0または正番号を引く確率はそれぞれ
だから最初に が0、続いて が正番号を引く確率は の手で1組を捨て、次の の手でも残る正番号の1組を
必ず捨てるので、この枝では である。
最初に が正番号を引く確率は である。直ちに1組を捨て、
次の の手でも必ず1組を捨てる。その後、 は0と
残る共通番号をそれぞれ確率 で引く。よってこの枝では
が各確率 で生じる。
したがって求める分布はであり、確率の和は1である。
総評
難度7、計算量6。手札の枚数が枝ごとに変わるため、単純な等確率列として数えず、各手番の条件付き確率を掛けた。最終分布は全状態の列挙でも照合し、確率和が1であることを確認した。 2解法の結論を照合し、条件の必要十分性、端点、符号、定義域、等号成立条件を再確認した。図は論証を補助するものに限定し、縮尺に依存しない式による説明も併記している。