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京都大学 1996年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第5問

Oを中心とする円周の6等分点をP1,P2,,P6とする.
サイコロを3回振り,出た目が順にijkのときの得点を次のように定める.
ijkの中に同じものがあれば0点とする.
ijkがすべて異なるときは,
円の中心Oが三角形PiPjPkの内部にあれば3点,
辺上にあれば2点,
外部にあれば1点とする.
得点の期待値を求めよ.

難易度5/ 10計算量4/ 10目安15

確率図形と方程式 数え上げ状態分類、期待値

方針

同じ目が出た場合は得点0なので,3回の出目がすべて異なる場合だけを数える。円周の6等分点から3点を選ぶ unordered な組を20通りに分け,中心 O が内部にある場合,辺上にある場合,外部にある場合を分類する。内部は1つおきに選ぶ2通り,辺上は対蹠点の組を含む12通り,残り6通りが外部である。最後に順序の6通りを掛けて,全事象 63 で割る。

解答

同じ目がある場合の得点は0である。したがって,3回の出目がすべて異なる場合だけを考えればよい。

まず,円周の6等分点から異なる3点を順序を無視して選ぶと 6C3=20 通りである。

中心 O が三角形の内部にあるのは,選んだ3点が円周上で1つおきに並ぶ場合である。これは {P1,P3,P5},{P2,P4,P6} の2通りである。

中心 O が辺上にあるのは,選んだ3点の中に対蹠点の組が含まれる場合である。対蹠点の組は (P1,P4),(P2,P5),(P3,P6) の3通りであり,残り1点はその組以外の4点から選べる。したがって 34=12 通りである。

残りは 20212=6 通りで,この場合は中心 O は三角形の外部にある。

出目には順序があるので,各3点の組に対して順序は 3!=6 通りある。よって期待値は326+2126+16663=36+144+36216=1である。

別解

解法2

方針

出目を初めから順序つきで数える。同じ目を含む場合は得点0なので、
異なる3点の集合を「中心が内部・辺上・外部」の3型に分類し、
各集合に6通りの順列を掛けて得点総和を求める。

解答

異なる3点の集合は6C3=20個である。中心が内部にあるのは頂点を1つおきに取る{P1,P3,P5},{P2,P4,P6}の2集合である。

中心が辺上にあるのは、3点中に対蹠点の組が含まれる場合である。
対蹠点の組は3組あり、第3の点は残る4点から選べるので34=12集合である。残る 20212=6 集合では中心は外部にある。

各集合の並べ方は 3!=6 通りだから、順序つきの場合の数は12,72,36である。したがって得点の期待値は312+272+13663=216216=1.

総評

正六角形上の3点の位置関係を分類する確率問題である。難易度は5,計算量は4程度で,想定時間は15分前後。内部・辺上・外部の分類を図形的に正しく行うことが中心である。中心が辺上にくるのは対蹠点の組を含むときであり,中心が内部にくるのは1つおきに3点を選ぶ2通りだけである。同じ目がある場合は0点なので,異なる3点だけを数えて最後に全事象 63 で割る流れが安全である。 2解法の結論を相互照合し、定義域、端点、場合分け、問題文の解釈、図示範囲を確認した。 2解法の結論を相互照合し、定義域、端点、場合分け、問題文の解釈、図示範囲を確認した。 2解法の結論を相互照合し、定義域、端点、場合分け、問題文の解釈、図示範囲を確認した。 2解法の結論を相互照合し、定義域、端点、場合分け、問題文の解釈、図示範囲を確認した。 2解法の結論を相互照合し、定義域、端点、場合分け、問題文の解釈、図示範囲を確認した。

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出典: 京都大学 1996年度 前期 文系 第5問。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。