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京都大学 1995年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第3問

abcは実数でa0b0とする.p(x)=ax2+bx+c,q(x)=cx2+bx+aとおく.
1x1をみたすすべてのxに対してp(x)1が成り立つとき,
1x1をみたすすべてのxに対してq(x)2が成り立つことを示せ.

難易度6/ 10計算量4/ 10目安20

関数方程式・不等式 恒等式比較不等式評価、絶対値の処理

方針

q(x)p(1),p(1),p(0)の線形結合として補間表示する。前二項が凸結合、残りの係数の絶対値が1以下であることから評価する。

解答

仮定からp(1)1,p(1)1,p(0)1.ここでp(1)=a+b+c,p(1)=ab+c,p(0)=c.係数を消去するとq(x)=1+x2p(1)+1x2p(1)(1x2)p(0)である。

1x1 では1+x20,1x20で、2係数の和は1である。したがって最初の2項は
p(1),p(1) の凸結合であり、その絶対値は1以下である。
また(1x2)p(0)1x21.三角不等式よりq(x)1+1=2.よって主張が成り立つ。

3点の値による二次式の復元

別解

解法2

方針

p(1),p(0),p(1) から係数 a,b,c を復元し、そのまま
q(x) へ代入する。得られる式を3つの既知値の重み付き和として
評価する。

解答

p(1)=a+b+c,p(1)=ab+c,p(0)=c.したがってb=p(1)p(1)2,a=p(1)+p(1)2p(0),c=p(0).これを q(x)=cx2+bx+a へ代入するとq(x)=1+x2p(1)+1x2p(1)(1x2)p(0).x1 では最初の2係数は非負で和が1だから1+x2p(1)+1x2p(1)1.また(1x2)p(0)1.よってq(x)2.

総評

難度6、計算量4。cの符号が自由なので係数和だけでは評価できない。二次式が3点の値で決まることを利用した補間恒等式により、仮定p1を必要な3点だけで厳密に使った。 2解法の結論を照合し、条件の必要十分性、端点、符号、定義域、等号成立条件を再確認した。図は論証を補助するものに限定し、縮尺に依存しない式による説明も併記している。

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出典: 京都大学 1995年度 後期日程 第2次学力試験 後期 第3問。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。