方針
まず , と整理する。 と の範囲はそれぞれ微分して増減表を作ればよい。曲線は と で原点に戻る閉じたループを作り、 かつ なので は に対応する。共通部分の面積は、曲線の の部分と直線 で囲まれる面積であり、パラメータ表示の面積公式を使う。ここでは から 被積分関数 が に簡単化する。
解答
与えられた式は と書ける。以下、 で考える。
まず の範囲を求める。微分するとである。 では , なので、 は で増加し、 で減少する。端点と極大値は である。したがって である。
次に の範囲を求める。 だからである。したがって は で増加し、 で減少する。また であり、最大値は である。これを整理すると である。よって である。
次に面積を求める。 では であり、 である。したがって は と同値である。 の部分では であり、端点を含めても、求める共通部分は曲線の の部分と直線 で囲まれる部分である。
パラメータ表示された閉曲線の面積はで求められる。ここでは なので であり、 となる。よって求める面積 はである。すなわちである。
被積分関数を割り算で整理するとである。したがって である。上端では であり、下端では である。よって である。したがって求める面積は である。
別解
解法2
方針
の最大値は平方完成、 の最大値は最大候補との差の因数分解で求める。面積は曲線と直線 の縦の差を で積分し、パラメータ積分と部分積分で主解法の面積公式へ帰着する。
解答
では であり、上式から 。端点と で両端を取るから と置くと で等号、端点で だから かつ より、領域 にある曲線部分は である。縦の差で面積を取ると、 はこの区間で1から0へ減少するので部分積分により端点項は0で従って
総評
難度7、計算量8。パラメータ曲線の増減と面積をまとめて処理する重めの計算問題である。想定時間は30分程度。最初に と見抜くと、 が に対応し、面積積分でも と大きく簡単になる。 の範囲では端点 の値と内部の最大点を別々に確認すること。面積計算は最後の有理関数の割り算と対数項の整理でミスが出やすいので、上端下端を分けて評価すると安全である。 主解法と第2解法を別々に再計算し、条件範囲、端点、等号成立条件まで照合した。