方針
極限条件から を得る。接線条件で係数の範囲を絞ると、曲線と弦の上下関係が区間全体で確定するため、絶対値を外して面積を計算する。
解答
(1) 分母は で0になるので、極限が有限であるには が必要である。またより である。したがってこれより を得る。(2)
における接線の傾きは だから、条件(2)より である。
(3)
弦 は を通るので である。曲線との差は かつ より、この差は0以下である。よって面積はこれが だから 、従って
別解
解法2
方針
分母との差を取る。極限が1である条件を「差がで2重零点をもつ」と読み替え、3次式を1変数で表示して接線・面積条件を処理する。
解答
(1)
(1)とおく。条件(1)はを意味する。分母はで1次の零点をもつので、2次式はで少なくとも2重の零点をもつ。よってしたがって(2) (2) からである。
(3) (3) 端点を結ぶ直線はで、、では右辺は非負だから、面積条件はゆえに
総評
極限、接線、面積を順に結ぶ標準上位問題で目安は15分。面積を計算する前に因数分解で曲線と弦の上下を確定することが主な採点点である。 方針だけでなく、条件を使う箇所、途中式、等号・境界の判定まで答案に明記することが安定得点につながる。 2解法の結論を照合し、定義域、端点、必要十分性、等号条件を再確認した。図は論証を補助するものに限定し、縮尺に依存しない式も併記している。