方針
相加平均と相乗平均の関係から, が保たれること,さらに が従う。(2)では差を に直し,分母 を 以上で評価する。(3)は第3項まで正確に計算し,まだ差が4以上であることを示したうえで,(2)の評価により第4項で4未満になることを確認する。
解答
(1)
まず と仮定する。このとき である。 だから より である。また相加平均と相乗平均の関係から であり,さらに である。したがって が成り立つ。初めに であるから,帰納法によりすべての自然数 で成り立つ。
(2)
定義よりである。ここで だから である。 より なので である。したがって が成り立つ。
(3) , のとき である。よって である。さらに である。
ここで であり,また である。 は と同値で,両辺は正であり が成り立つので,確かに である。
(2) を に用いると である。右辺が4未満であることは を示せばよい。両辺を10000で割ると であり,左辺は であるから,これは と同値である。両辺を2乗すると であり,右辺は より大きいので成り立つ。したがって である。
以上より, を満たす最小の は である。
別解
解法2
方針
相加平均と相乗平均の大小を平方差から直接証明する。
差 には厳密な恒等式を作り、平方根の分母を
だけで下から評価する。(3)は第3項まで正確に計算し、
第4項だけ評価式で4未満に落とす。
解答
(1)
とする。まずだから である。またより である。さらに初期条件 から帰納的にがすべての で成り立つ。
(2)
とおくと分母は 以上なので(3) である。またである。実際、両辺を100で割った不等式は と同値で、平方すれば確かめられる。
一方、(2)と から最後の不等式はを平方して確認できる。したがって最小の はである。
総評
相加平均と相乗平均の反復を扱う数列不等式である。難易度は5,計算量は4程度で,想定時間は18分前後。(1)は単調性を一度に示すより,,, に分けると崩れにくい。(2)は差を平方に直す式変形が核心である。(3)では第3項がまだ条件を満たさない確認と,第4項で4未満になる評価の両方が必要で,片方だけでは最小性の証明にならない。 2解法の結論を相互照合し、定義域、端点、場合分け、問題文の解釈、図示範囲を確認した。 2解法の結論を相互照合し、定義域、端点、場合分け、問題文の解釈、図示範囲を確認した。 2解法の結論を相互照合し、定義域、端点、場合分け、問題文の解釈、図示範囲を確認した。 2解法の結論を相互照合し、定義域、端点、場合分け、問題文の解釈、図示範囲を確認した。 2解法の結論を相互照合し、定義域、端点、場合分け、問題文の解釈、図示範囲を確認した。