方針
終了回で場合分けする。最後のカードはスまたはミであり、それ以前にはもう一方とテだけが現れる。テの枚数ごとに数え、期待値を合計する。
解答
ゲームが回目で初めて終了する場合を考える。最後が「ミ」なら、それ以前の回には「ス」と「テ」だけが現れ、スが少なくとも1回必要である。最後が「ス」の場合も対称である。
とし、それ以前にテが回出る列の個数は、最後の種類を2通り選ぶことも含めてである。各列の確率はで、得点はである。従って期待値は一般にであり、除くべきの項はだからよって5回までに終了しない列は問題の規則により得点0なので、上の和に追加する寄与はない。
別解
解法2
方針
あらかじめ5回分のカード列を用意したと考えると、全 列が等確率になる。各列を、最初に「ス」と「ミ」がそろう位置まで読んで得点を決める。得点0・1・2・3の列数を表に集計し、停止時刻別の計算とは独立に期待値を求める。
解答
試行が途中で終わっても、その後に引くはずだったカードをあらかじめ用意しておくと考える。すると長さ5の列通りはすべて等確率である。各列を左から読み、初めて「ス」と「ミ」がともに現れたところで止め、その前までの「テ」の個数を得点とする。5文字を読んでも両方が現れなければ0点である。
全列をこの規則で分類するととなる。例えば3点になるには5文字目で初めて「ス」と「ミ」がそろう必要がある。5文字目を「ス」または「ミ」から選ぶ方法が2通り、最初の4文字のうち相手方の1文字を置く位置が4通りあり、残り3文字はすべて「テ」だから 列である。1点・2点も終了位置を3,4,5文字目に分けて同様に数えられる。
従って期待値は停止時刻で排反に分けた解法1と同じ値になり、5回以内に終了しない列が0点へ含まれていることも表から確認できる。
総評
難度6、計算量5。成功した列だけを停止時刻で排反に分けると、途中で終了した後の架空の試行を数えずに済む。最後のカードと、それ以前の二文字列を分離し、失敗時の得点0も明示して期待値を完成させた。