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京都大学 1999年度 後期日程 第2次学力試験文系(後期)数学 第2問

αβα>0β>0α+β<180かつ
sin2α+sin2β=sin2(α+β)を満たすとき,
sinα+sinβの取りうる範囲を求めよ.

難易度5/ 10計算量3/ 10目安15

三角関数方程式・不等式 式変形、範囲評価

方針

与式の差を積に直し、角が正であることから cos(α+β)=0 を得る。その後 sinα+cosα の範囲を求める。

解答

恒等式sin2(α+β)sin2αsin2β=2sinαsinβcos(α+β)を用いる。仮定より左辺は0である。またα>0,β>0,α+β<180だから sinα>0, sinβ>0 である。従ってcos(α+β)=0,すなわちα+β=90.よって β=90α で、0<α<90 であるからsinα+sinβ=sinα+cosα=2sin(α+45).この値は α=45 のとき 2 となる。一方、α0+0 または α900 のとき1に近づくが、端点は許されないので1にはならない。

従って取りうる範囲は1<sinα+sinβ2である。

別解

解法2

方針

与式から α+β=90 を得た後、和積公式ではなく平方を計算する。(sinα+cosα)2=1+sin2α0<sin2α1 から端点の開閉も含めて範囲を決める。

解答

与式の差を整理すると2sinαsinβcos(α+β)=0.α,β>0 かつ α+β<180 なのでα+β=90.従って 0<α<90sinα+sinβ=sinα+cosα.その平方は(sinα+cosα)2=1+sin2α.0<2α<180 より0<sin2α1.左辺は正だから平方根を取り1<sinα+sinβ2.上端は α=β=45 で取り、下端1は α0+0 または 900 で近づくだけなので含まない。

総評

難度5、計算量3。元の等式は角の和を一意に決める。下端1は極限としてのみ現れ、上端は実際に達成される点が重要である。 答案では条件の必要性・十分性、端点または等号成立条件まで明記した。 主解法と第2解法を別々に再計算し、条件範囲、端点、等号成立条件まで照合した。

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出典: 京都大学 1999年度 後期 文系 第2問(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。