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京都大学 1999年度 後期日程 第2次学力試験文系(後期)数学 第3問

座標平面上で,x座標とy座標が共に整数である点を格子点という.
nは自然数であるとして,不等式x>0,y>0,log2yxxnを満たす格子点の個数を求めよ.

難易度5/ 10計算量4/ 10目安15

整数指数・対数場合の数 同値変形、数え上げ和の計算

方針

整数 x1,,n に固定する。対数不等式を yx2x に直して各 x の個数を数え、有限和を計算する。

解答

条件 x>0, xn より、x1,2,,nのいずれかである。x を固定するとlog2yxxは、底2の対数が増加関数であることからyx2x,yx2xと同値である。y は正の整数なので、この x に対して y1,2,,x2xx2x 通りある。

従って求める格子点の個数はx=1nx2xである。有限等比数列を微分するか、数学的帰納法を用いるとx=1nx2x=2+(n1)2n+1.実際、n=1 では両辺は2であり、右辺に次項 (n+1)2n+1 を加えると2+n2n+2=2+{(n+1)1}2(n+1)+1となる。

よって格子点の個数は2+(n1)2n+1である。

別解

解法2

方針

x に対する y の個数を数えた後、和 x2x を望遠和になる恒等式へ変形する。微分公式を使わずに隣接項を相殺し、有限和を直接求める。

解答

x1,2,,n のいずれかに固定するとlog2yxx    1yx2x.従って格子点数はx=1nx2xである。

ここでx2x=(x1)2x+1(x2)2xと変形する。これを x=1,,n で足すと中間項が全て消えx=1nx2x=(n1)2n+1(1)2=2+(n1)2n+1.従って求める個数は2+(n1)2n+1である。

総評

難度5、計算量4。対数の定義域は x,y>0 で既に保証される。上端 x2x は整数なので、そのまま個数になる。 答案では条件の必要性・十分性、端点または等号成立条件まで明記した。 主解法と第2解法を別々に再計算し、条件範囲、端点、等号成立条件まで照合した。

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出典: 京都大学 1999年度 後期 文系 第3問(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。