方針
(1) 平方数の4を法とする余りで偶奇を決める。(2) を半分ずつに因数分解し、互いに素な二数の積が平方数であることを使う。
解答
(1) が奇数ならもし も奇数ならとなるが、平方数の4での余りは0または1なので矛盾する。従って は偶数である。するとだから は奇数である。
(2) かつ よりである。実際、 の公約数は も割るため、 の公約数になる。
(1) より は奇数、 は偶数である。そこでとおく。 なので は自然数であり、また の公約数は と をともに割るので互いに素な二つの自然数の積が平方数なら、それぞれが平方数である。従ってある自然数 が存在してすなわちである。
別解
解法2
方針
原始ピタゴラス数の標準表示を、この問題に必要な部分だけ因数分解から導く。互いに素な の積が平方数なのでそれぞれ平方数となり、 を得る。
解答
(1)
が奇数なら である。 も奇数ならとなり不可能だから、 は偶数である。従って で は奇数である。
(2)
から でもある。そこでと置くと の公約数は と を割るので である。互いに素な積が平方数なら各因子の素因数指数は全て偶数だからとなる自然数 が存在する。従って特によって と取ればよい。
総評
難度6、計算量4。第(2)問では単に因数分解するだけでなく、二因子が互いに素であることを示すことで各因子が平方数と結論できる。 答案では条件の必要性・十分性、端点または等号成立条件まで明記した。 主解法と第2解法を別々に再計算し、条件範囲、端点、等号成立条件まで照合した。