方針
(1) 分母を払い、を用いる。(2) の最大公約数をくくって互いに素な2数にし、比を既約な比として同定する。
解答
(1)
分母を払うとである。従ってであり、だからユークリッドの補題によりである。
(2)
としとおく。元の等式からここでである。実際、素数が両者を割るなら、またはである。例えばならより、従ってとなり、に反する。
従っては右辺も既約分数である。左辺もにより既約だからよっては自然数なのでも自然数である。
別解
解法2
方針
の最大公約数を除いた互いに素な2数について、積と平方和が互いに素であることを素因数ごとに示す。既約比の一意性から を同定して完全平方を得る。
解答
(1) だから、 にユークリッドの補題を用いて(2)
とし、とおく。等式はとなる。
と は互いに素である。実際、両方を割る素数があれば、その素数は の一方を割り、平方和から他方も割ることになって に反する。
従っては両辺とも既約分数である。正の分子・分母の一意性よりよってであり、は自然数である。
総評
難度6、計算量4。既約比を作るために最初の2自然数の最大公約数を先に除くことが要点である。積と平方和が互いに素になる理由を素数で直接示し、既約分数の分子・分母が一致するところまで省略せず証明した。