方針
と因数分解する。 が3の倍数なら が9の倍数である。3の倍数でないときは、 の9での余りが のいずれかであり、いずれも3乗すると になることから を得る。
解答
まず である。
場合1: が3で割り切れる場合。
このとき と書けるので であり、 は9で割り切れる。したがって も9で割り切れる。
場合2: が3で割り切れない場合。
このとき、 を9で割った余りは のいずれかである。それぞれ3乗を9で見ると である。したがって であり、いずれの場合も となる。よって なので、 は9で割り切れる。
以上より、任意の整数 に対して ことが示された。
別解
解法2(3で割った余りを直接展開する)
方針
を の3場合に分ける。
3の倍数の場合は明らかであり、残る2場合は三乗を展開すると
が直ちに出る。
解答
整数 はのいずれかに書ける。
のときは が9の倍数なので、も9の倍数である。
のときしたがって である。
同様に のときだから、やはり である。
後二者では が9の倍数となる。以上のすべての場合でが成り立つ。
総評
難度4、計算量3。9で割り切れることを示すので、3の倍数かどうかを分けるのが自然である。採点上は、 が3の倍数のときは が9の倍数で済むこと、そうでないときは を具体的に確認することが要点である。負の整数 でも合同式で同じ議論が使える。目安は10分程度。 2つの解法は標準的な答案手順と、別の構造から検算できる経路に分けた。必要性と十分性、場合分け、端点・等号条件を明示し、積分・総和・極限と主要な分数は読みやすい表示形式に統一した。