方針
交点をまず固定する。 と の交点を とすると、内分比から である。したがって は直線 上にあり、 とおける。残る仕事は倍率 の決定である。 を通る円の条件を、 を基底にした係数で表し、 に対応する解を選ぶ。最後に から分母が正であることも確認する。
解答
、 とおく。三角形 は正三角形なのでである。 と の交点を とする。 は を に内分するから である。点 は一直線上にあり、 であるから、ある実数 を用いて と書ける。
ここで、点 が を通る円の上にある条件を求める。 とする。この円は を通るので、中心を とすれば と書ける。また も円上にあるからである。したがって となる。左辺を内積で計算すると だから、円周条件は である。 については である。これを代入すると である。 なので であり、 を得る。 なので であり、分母は0にならない。
よってである。
別解
解法2(座標と円の方程式)
方針
座標を置き、円の方程式と直線 の媒介表示を直接連立する。
内分点 の座標を先に求めれば、未知量は直線上の倍率 だけになる。
は点 を表すため除き、もう一つの交点 に対応する値を選ぶ。
解答
、、 とおく。このとき
は正三角形であり、3点 を通る円はである。
を に内分する点を とすると点 は直線 上にあるから、ある実数 を用いてと書ける。これを円の方程式へ代入すると中括弧の中は であるから は点 を表す。求めるもう一つの交点 ではしたがって なので、分母が0になることはない。
総評
難度は10段階中5、計算量は10段階中5。目安は15分から20分。内分点で の方向を先に決め、円周条件で倍率だけを求めるのが最短である。係数 による円の条件 を導く部分が得点差になりやすい。比 の読み違い、 に対応する を採用してしまうミス、分母 の正値確認漏れに注意したい。 標準解答と独立した別解を併記し、必要性・十分性、端点、等号条件を確認した。積分・総和・極限は独立行に置き、主要な分数は表示サイズで組版した。