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京都大学 2001年度 後期日程 第2次学力試験文系(後期)数学 第3問

曲線 C1:y=x3+2x2+2 上の点 P における接線を L とする。L と曲線 C2:y=3x2 とで囲まれる図形の面積の最小値を求めよ。

難易度7/ 10計算量7/ 10目安25

微分積分図形と方程式 接線・法線面積計算微分による最大最小

方針

Px 座標を t とし、接線を求める。接線と放物線の差は二次式なので、判別式から二交点間の距離を出し、二次式で囲まれる面積公式 AL3/6 を使う。最後は t2 の二次式を最小化する。

解答

Px 座標を t とする。F(x)=x3+2x2+2 とおけばF(t)=3t2+4t.従って接線 Ly=(3t2+4t)x2t32t2+2である。これと y=3x2 の交点の x 座標は3x2(3t2+4t)x+2t3+2t22=0の二根である。この二次方程式の判別式はD=(3t2+4t)212(2t3+2t22)=9t48t2+24.u=t20 とすればD=9u28u+24=9(u49)2+2009>0だから、常に異なる二交点をもつ。

二根を r1<r2 とするとr2r1=D3.接線が放物線より上にある区間での差は 3(xr1)(r2x) なので、面積 SS=3r1r2(xr1)(r2x)dx=(r2r1)32=D3/254.これは D が最小のとき最小となる。u=4/9、すなわち t=±2/3 のとき D=200/9 だからSmin=154(2009)3/2=10002729.

別解

解法2(放物線の頂点と高さで面積を表す)

方針

接線と放物線の差を、下に開く放物線
h3(xc)2 の形で見る。
頂点の高さ h は判別式から求まり、面積はこの標準形を直接積分できる。
最後に t2 について平方完成する。

解答

接点の x 座標を t とすると、接線はL:y=(3t2+4t)x2t32t2+2.接線と y=3x2 の差を Ht(x) とおけばHt(x)=3x2+(3t2+4t)x2t32t2+2.この二次式の判別式はD=9t48t2+24.Ht(x) を頂点形式Ht(x)=h3(xc)2と書くと、二根の間隔が 2h/3 である一方、
二次方程式の根の差は D/3 だからh=D12.囲まれる面積はS=ch/3c+h/3{h3(xc)2}dx=4h3/233=D3/254.したがって D を最小にすればよい。u=t20 とおくとD=9u28u+24=9(u49)2+2009.よって t2=4/9 のとき最小となり、Smin=154(2009)3/2=10002729.

総評

難度7、計算量7。想定時間は25分程度。交点を個別に解く必要はなく、判別式から根の差だけを取り出すと短い。面積公式の先頭係数3と 1/6 を合わせて (r2r1)3/2 になる。最小化では u=t20 の範囲も確認する。 2つの解法は標準的な答案手順と、別の構造から検算できる経路に分けた。必要性と十分性、場合分け、端点・等号条件を明示し、積分・総和・極限と主要な分数は読みやすい表示形式に統一した。

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出典: 京都大学 2001年度 後期 数学 第3問。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。