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京都大学 2001年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第1問

方程式 x2+2y2+2z22xy2xz+2yz5=0 を満たす正の整数の組 (x,y,z) をすべて求めよ。

難易度5/ 10計算量4/ 10目安12

整数数と式 展開・因数分解、範囲評価、場合分け

方針

左辺の二次形式を (xyz)2+y2+z2 と平方完成する。y,z が正の整数であることから y2+z25 を満たす組を有限個に絞る。

解答

与式は(xyz)2+y2+z2=5と書き直せる。従ってy2+z25.y,z は正の整数だから、候補は(y,z)=(1,1),(1,2),(2,1)だけである。

(y,z)=(1,1) のときは(x2)2=3となり、整数 x は存在しない。

(y,z)=(1,2) または (2,1) のときは y2+z2=5 なので(xyz)2=0,従って x=y+z=3 である。

以上より求める組は(x,y,z)=(3,1,2),(3,2,1).どちらも元の式を満たす。

別解

解法2(5の平方数分割を列挙する)

方針

二次形式を3個の平方の和へ直す。
正の y,z の平方を含む5の分割は
5=0+1+4 しかないため、順序だけを戻して x を決める。

解答

与えられた式は(xyz)2+y2+z2=5と同値である。左辺は3個の整数の平方の和であり、
y,z は正の整数である。

5以下の平方数は 0,1,4 だけである。
y2,z2 は0ではないので、3個の平方の組は{(xyz)2,y2,z2}={0,1,4}でなければならない。特に(xyz)2=0,{y,z}={1,2}.したがって x=y+z=3 であり、(x,y,z)=(3,1,2),(3,2,1).代入すれば、どちらも元の方程式を満たす。

総評

難度5、計算量4。想定時間は12分程度。交差項を見て (xyz)2 を作ると残りが y2+z2 になる。正の整数条件により候補は3組しかなく、最後に元の式への代入確認まで行えば漏れがない。 2つの解法は標準的な答案手順と、別の構造から検算できる経路に分けた。必要性と十分性、場合分け、端点・等号条件を明示し、積分・総和・極限と主要な分数は読みやすい表示形式に統一した。

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出典: 京都大学 2001年度 後期 数学 第1問。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。