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京都大学 2003年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第5問

極限limnk=12n(1)k(k2n)100を求めよ.

難易度5/ 10計算量4/ 10目安15

数列積分 和の計算、平均値の定理、極限計算

方針

奇数番目と偶数番目を一組にすると、x100 の隣接する二点での差になる。平均値の定理で各差を幅 12n と導関数の値の積に直せば、100x99 のリーマン和になる。

解答

奇数項とその直後の偶数項を組にするとSn=j=1n{(jn)100(2j12n)100}.関数 f(x)=x100 に平均値の定理を用いると、各 j について2j12n<ξj<jnを満たす ξj が存在してf(jn)f(2j12n)=12nf(ξj)=12n100ξj99.したがってSn=121nj=1n100ξj99.これは区間 [0,1] における 100x99 のリーマン和の半分だからlimnSn=1201100x99dx=12.

別解

解法2(二項展開で主項を取り出す)

方針

偶数項と直前の奇数項を組にし、その差を二項定理で展開する。最高次数の項だけが極限に残り、残りを次数で評価する。

解答

交代和を Sn とするとSn=1(2n)100j=1n{(2j)100(2j1)100}.二項定理により(2j)100(2j1)100=100(2j)99+Rj,ここである定数 C>0 によりRjCj98と評価できる。したがってSn=1002992100n100j=1nj99+1(2n)100j=1nRj.後半は1(2n)100j=1nRjC(2n)100j=1nj980.また1n100j=1nj99=1nj=1n(jn)9901x99dx=1100.よってlimnSn=501100=12.

総評

難度5、計算量4。想定時間は15分程度。交代和をそのまま評価せず、偶数項から直前の奇数項を引く形へ組み替える。区間幅は 12n なので、通常の幅 1n のリーマン和の半分になることが最終係数を決める。

第1解法は標準的な答案構成を詳しく示し、第2解法は異なる着眼または計算経路で同じ結論を再確認する。図は式変形の役割と条件の使いどころを可視化した。積分・極限・総和は独立行に置き、分数は表示サイズで組版した。

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出典: 京都大学 2003年度 後期 理系 第5問。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。