方針
2つのグラフの交点と区間内の上下関係を先に確定する。回転体の断面積は外側半径の2乗から内側半径の2乗を引いて表す。指数関数を含む項は定数因子を外へ出し、部分積分を2回行う。
解答
2つのグラフの交点を求める。 xe1−x=x より x(e1−x−1)=0 である。したがって x=0 または e1−x=1 であり、後者から x=1 を得る。よって交点は x=0,1 である。 0<x<1 では e1−x>1 だから xe1−x>x である。したがって求める体積を V とするとV=π∫01{(xe1−x)2−x2}dx=π∫01{x2e2−2x−x2}dxである。
まず I=∫01x2e2−2xdx=e2∫01x2e−2xdx を計算する。部分積分を用いると ∫x2e−2xdx=−21x2e−2x+∫xe−2xdx であり、さらに ∫xe−2xdx=−21xe−2x−41e−2x である。したがって ∫x2e−2xdx=−21x2e−2x−21xe−2x−41e−2x である。よってI=e2[−21x2e−2x−21xe−2x−41e−2x]01=e2(−45e−2+41)=4e2−5となる。また ∫01x2dx=31 であるからV=π(4e2−5−31)=12π(3e2−19)である。
0<x<1ではe1−x>1なので、指数関数側が外側半径になる。
総評
難度5、計算量6。交点x=0,1を求め、0<x<1で指数関数側が外側半径になることを確認する。体積は半径の2乗差であり、曲線の差の2乗ではない。指数関数を含む積分は部分積分を2回行い、端点代入後に多項式側を引く。18分から22分が目安である。
冊子PDFで見る京大の積分の問題で問題集を作る
出典: 京都大学 2007年度 前期 数学(理系(甲))(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。