方針
条件を内積へ直して を決める。底面 の面積を Gram 行列から、四面体の体積を3本のベクトルが作る平行六面体から求め、 で高さを出す。
解答
とおく。条件より である。また より だから である。
さらに より、 である。左辺を内積で展開すると すなわち であるから となる。したがって である。また より である。
底面 の2辺はである。よって であり、同様にである。またより である。したがってである。
次に、 がつくる平行六面体の体積の2乗を求める。内積表はであるから、平行六面体の体積の2乗はである。四面体 の体積を とすると、四面体はこの平行六面体の であるから である。
一方、 を底面と見れば である。よってとなる。したがって である。
別解
解法2
方針
を原点、 を 軸上に置く。
から を決め、直交条件と から を決める。
最後に平面 の法線ベクトルを求め、原点と平面の距離の公式を適用する。
解答
座標を置いて平面 と原点の距離を直接求めてもよい。、 とする。 とおくと、 から であり、差をとって 、したがって とできる。次に とおく。 より 、また より なので である。さらに から であり、 としてよい。
このときである。平面 の法線ベクトルとして を取れる。この法線ベクトルを とすると、、 である。したがって原点から平面 までの距離はであり、同じ答えを得る。
総評
空間ベクトルの標準的な難問で、内積条件をすべて数値化できるかが最初の山である。 を と読むこと、 から を求めることが得点の起点になる。体積経由の解法では底面積と四面体体積を混同しやすく、最後に の係数を確認する必要がある。座標別解は計算量は増えるが、距離公式で最後まで見通せる。目安時間は25分程度。