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京都大学 2010年度 前期日程 第2次学力試験(数学理系・甲)理系(乙)数学 第1問

四面体ABCDにおいてCACB
DADB
ABCD
それぞれ垂直であるとする.
このとき,頂点A,頂点Bおよび辺CDの中点Mの3点を通る平面は
CDと直交することを示せ.

難易度5/ 10計算量3/ 10目安18

ベクトル論証・証明 内積の利用座標設定、式変形

方針

CD の中点 M を原点に置き,C,Dv,v と対称に表す。すると,C から A,B へのベクトルと,D から A,B へのベクトルが符号違いで書けるので,2つの垂直条件の差から v(a+b)=0 を得る。さらに ABCD から v(ba)=0 を得て,この2式を合わせて vMAMB の両方に垂直であることを示す。

解答

CD の中点を M とする。M を原点にとり,MC=v,MD=v とおく。また MA=a,MB=b とおく。

まず,CACB よりCA=av,CB=bvであるから (av)(bv)=0 である。すなわちabavbv+vv=0である。

同様に,DADB よりDA=a+v,DB=b+vだから (a+v)(b+v)=0 である。すなわちab+av+bv+vv=0である。

この2式を引くと 2(av+bv)=0 となるので v(a+b)=0 を得る。

一方,ABCD である。ここでAB=ba,CD=MDMC=2vだから (ba)v=0 である。すなわち v(ba)=0 である。

以上の2式 v(a+b)=0,v(ba)=0 を足し引きすると va=0,vb=0 を得る。

これは,CD の方向ベクトルである v が,平面 ABM 上の2本の直線 MAMB の方向にともに垂直であることを意味する。四面体は退化していないので,A,B,M は一直線上にはなく,MAMB は平面 ABM の2つの異なる方向を与える。

したがって,CD は平面 ABM に垂直である。すなわち,頂点 A,頂点 B,辺 CD の中点 M を通る平面は,辺 CD と直交する。

CD と平面 ABM

MCD の中点。CDMACDMB を示せばよい。

総評

目安時間は18分前後。中点を原点に置いて C,D を対称に表すと,2つの直角条件が和差で処理できる。採点上は,CACBDADB を内積式に直し,そこから v(a+b)=0 を出す部分が中心である。最後に,1本の直線が平面内の2つの独立な方向に垂直なら平面に垂直である,という結論まで明確に書くとよい。

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出典: 京都大学 2010年度 前期 数学(理系甲)(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。