方針
正四面体の1辺を1に規格化し、、、 と置く。 なので余弦定理で を で表せる。正三角形条件から3つの長さが等しい。 のうち最大のものを としてよいので、等式の因数分解で正の因子を消し、、続いて を導く。最後に3点が各辺を同じ比で内分するため、対応する辺が底面の辺に平行であることを相似で述べる。
解答
正四面体の1辺の長さを1としてよい。点 は頂点ではないので とおくと である。
正四面体では である。したがって余弦定理より であり、同様に である。 は正三角形なので である。 のうち最大のものを、文字の名前を入れ替えて としてよい。すなわち として考える。
まず より である。整理すると すなわち である。ここで かつ だから である。よって を得る。
次に より であり、整理して すなわち である。いま なので である。したがって を得る。以上より である。
同じ内分比になった後の位置関係は次のようになる。
したがって はそれぞれ を同じ比で内分する点である。このとき三角形 と は相似であり、 である。同様に である。よって3辺 はそれぞれ に平行である。
総評
難度5、目安時間18分。正四面体の対称性を長さの式に落とし、正三角形条件から内分比が等しいことを示す問題である。最大の変数を1つ選ぶことで、因数分解後にどちらの因子が0かを迷わず決められる。最後は が出た時点で終わりにせず、同じ比で内分する点を結ぶ線分は対応する辺に平行である、という相似の説明まで書くと証明として完結する。